第一回 プレステでループシーケンサー?



DEPTH




 いきなりゲームかよ!!とも言われそうだけど、これは違う!れっきとしたシーケンサーの一つだ!
 スタートさせると、イルカが泳いでいる。それを動かし、エリアに入るといきなり、ループ物のテクノが流れている!!エリアはいつでも出れるので出てみると、ある部屋に入れる!ここからが本番だ!
 そこは正にDTMシーケンサーがひろがっている(左図)。図の左の縦バーにはドラム、スネアなどのソースが並んでおり、無論一つ一つが独立した音なので、クリックして好みの音を選ぶ。するとそれはバーにクリップされループを始める。
 正にこれは(最近)ループシーケンサーと呼ばれるシステムのまんまだ。世界的有名な”ASID”というソフトもこれにあたる。また、音ネタの数はエリアをクリアすれば増える。足りなくなったら追加。この辺の買い足しも再現してるかは定かではないが・・・
 話を戻そう。音を追加したら、つぎはその音にエフェクトをかけられる。(右図)
 ボリュームはもちろん、エコーやディレイもかけられる。基本エフェクトはあるので、中級のDJミキサー並だ。そう、無論忘れてはならないのが、BPM。最大199までだせる。速さを変えるだけで、曲調はずいぶん変わるのが実感できるはずだ。また、セレクトボタンを押せば、同じBPMでもう一曲作れる。タイムラグはないので、一気つなぎと同じだ。なので、一つは作り、もうひとつのはドラムパートを同じにし、上モノを変えると、正につなぎを作れる!!ほかにも、全体を1パートずつ無作為に変えてみるのも面白い!テープ等に落としてみれば十分“作品”としてなりたつ。事実これで、クラブイベントが過去あり、大きな音で出されたモノは踊らずにはいられなかった!
 こういったように、使えることもあるが、本当に曲を作りこむとなると、やっぱりあやしい。フレーズをループさせるだけなので、小節で作ることは出来ないし、ベロシティ(長さ)も変えることもできない。そう、“曲”としてつくることは無理なのだ!
 ただ、今回私が言いたいのは、このソフトをいじってみて、面白いと思えないまたは面倒くさいと思ったなら、シーケンサーを買ってはいけない!!実際のシーケンサーは輪をかけて面倒くさいし、なにより、そんなに簡単に音ならないからだ。逆に面白いだけでなく、物足りないとまで感じたら、素質はある。
 私はこのソフトこそ、クラブミュージックの登竜門になりうるソフトだと思う!!さぁ!中古屋を漁ろう!!

 ちなみに、うちはこのソフト、ダブっている・・・
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