第七回 steinberg“CLEAN”
私がパソコン本気で欲しいと思った理由の一つはオリジナルCDを作りたいと思ったから。発端は友人のこーき氏(リンクあります)が私のCDでベスト盤をよく作ってて、そこから「アナログをCDに取り込めたら」なと連想してました。結構アナログをリスニングで聞くのって面倒です。10分しないうちに裏面にしないとなのでなかなか他の事出来ないのがツライという・・・。そんな中つかえるのがこのsteinberg“CLEAN”、今回はこれをレビューしていきます。
右の画面が“CLEAN”の基本画面です。注目すべきは画面でいうと右上のエフェクト部、ここでかけられるのはなんとノイズの除去!アナログにつき物のプチッという「散発ノイズ」、レコード針をトレースすることによる「レコードノイズ」、テープの歪みによるヒスノイズともいわれる「テープノイズ」ができ、更に低音質域のノイズと再生による位相のずれが直せます。もちろんどれくらいのノイズかというのは試聴が出来ます。ただ「プチ!サー・・・」とコレだけでは壊れてるとしか聞こえない。そんなまではめんどくせぇというひとのために各プリセットレベルも用意されている(しかも割と的確)ので音感ない人でも実用に耐えられます。やってみた感想としては確かに軽減するのがわかる!ただ、あまりに除去のレベルを上げすぎると実音まで削ってしまうのである程度試し試しやるべき。また、そうとうCPUに負担かけているのが画面下のバーでわかるようになっているので、フリーズにも気を使った方がいいでしょう。次にやはりsteinbergだけあって普通のエフェクト部もしっかりしています。今回入っているものはラウドネスの調整、ピッチ調整、サラウンド調整とCD化するのに最低限必要な機能にスペクトル調整、真空管アンプシュミレート、リバーブ、コンプレッサーと大きく変えてしまうものに極め付けに二つのVSTプラグインエフェクト搭載と原形留めなくさせることも可能・・・。それを中心のイコライザで調整して一曲完成となります。
出来てみるとたしかに“CLEAN”名前負けしてないです。結構昔のも甦ったりしたのはいい感じです。
次に波形編集として“Wavelab lite”が付属していてこれもかなりいいです!かの“Wavelab”のエントリモデルですが機能的には十分です。まず嬉しいのはアナログから取りおろす時に録音レベルの調整が視覚的に非常に分かりやすいのがよい。もちろんデスクトップ上でも変えられるのでミキシングがやりやすくよい。そしてオーディオモンタージュが出来るのもよいところ。ノンストップミックスが非常にしやすいので重宝する。時間軸で見れる“degion sound”ほどではないけど、DTMでノンストップ作るのにはいいでしょう。タイムスライス&タイムストレッチが出来るものと組み合わせれば完璧なものも出来ます。
ただこの“CLEAN”とんでもない弱点が・・・それはとんでもなくCDライティングが不完全!今のところ六回焼いて、六回失敗!!これは不安定どころでなく全く使えない!!また失敗の度合いが酷く、TOCだけ書き込んで止まるという・・・本気でコースター製造機と化す!!問題解決、ファームウェア読み込みとしてきたが、そしたらWINDOWS自体がフリーズ!!しゃれになんないのでライティングだけは他のを使うのがよいでしょう・・・ 。
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