第九回 高性能携帯電話
ちょろっとBBSでも話したが三年近く使った携帯電話がこのほどお亡くなりになった。今までのも正直メール中心たまに通話程度だったのであんまり使いこなしているとはいえなかった…。とはいえせっかく変えるなら「凄い機能付いているのにしてくれ」といったらこちらが光臨してきた。私は大分前からJ-phone使っているが一代目からシャープの端末を使っているので、使い方自体はそんなに代わらないのはよい。まず外観は折りたたみなのだが最近のものに比べて少々分厚い。その理由は背面パネルにSDメモリカードを挿すスロットがあり、携帯ながら大容量の容量を誇る。それを使う機能として今回焦点を当てたいのはMP3プレイヤーとしての存在だ。まず、ここで注意したいのはPCで作ったMP3をカードリーダを通して入れても音が鳴るどころか認識もしない…。調べてみると実際のところはセキュアデジタルメモリオーディオと言うらしく実際にはMP3とは違う。よって市販のMP3作成ソフトではまったくダメなので注意したい。ちなみに作れるソフトはSDジュークボックスと言うソフトで出来るらしいのだが、近所の量販店には全く売っておらずどこで買うのかもわからないので試していない。ではどうするかと言うと携帯を録音機として直接録音することになる。本体のイヤホンジャックがアナログIN-OUTだけでなくデジタルINも兼ねているのはプレイヤーなら当然だが評価できる点だ。基本的にはデジタルOUTがついでいるプレイヤーからシンクロ録音が可能となっているので普通のデッキはもとよりプレステ2からとかでも出来る。しかし私は最近大体の曲はPC上で管理しているためやはりPCを使うのが手っ取り早い。
左の図は私がやっている方法。YAMAHA UW500のデジタルアウトと携帯をつなげている。こうすることにより入れたい曲をウインドウズメディアプレイヤーに送り再生するだけでシンクロ録音してくれる。正直なところエクスプローラによるサウンド管理は一度やってしまうとCDかえつつのプログラムははっきりいって面倒くさい。ただここで注意したいのはウインドウズのサウンド設定をONにしたままだとメールが来たときなどに思いっきりその音が入ってしまうので気をつけないと取り直しとなってしまう。最近はデフォルトでデジタルOUTがついているPCも多いので、背部ブラケットからデジタルケーブル引っ張っておくのでも良い。また録音に際しビットレートは96kbpsと128kbpsが選べるが音質は付属のイヤホンでは余り変わらない、しかしいいものを使うと確かに違いはわかるので考えて選びたい。当然ビットレートが低いほうが二割がた多く録音できるのでそこも選択の余地はある。 大体、32MBのSDカードで128kbpsの録音時間が30分前後、64MBで60分前後だ。それ以上は正式にサポートしていないので人柱扱いとなる。私的なお勧めは64MBぐらいではなかろうか?理由としてはコスト的に考えると64MBが¥4000弱なので付加機能に投資する額ならこの辺でいいのではないだろうか?
そして、気になるのは電池のもちだがこれがプレイヤーとして使う分には結構持つ。2.3時間は余裕で持つので近場に散歩行くときのお供には十分使える。ただそこで電話など来ると一気に減ることもあるのでオフラインモードにしたりすると安心だ。ただオフラインにしてしまうと携帯電話としては全く役に立たない…。
全体としてみると良く出来たモバイルデバイスなのだが全ての機能は専用機に勝てないのはまちがいない。今回は触れなかったがカメラは30万画素であるがフラッシュの弱さなどから同格のカメラにはかなわないし、MP3プレイヤーとしても音質調整とかは最低限のエフェクトしかない。JAVAアプリもずばりGBAのほうが手っ取り早い。メールやウェブもやりやすくなったとはいえまだPCにはかなわない(これは当然か)。しかしながら、やはり片手にそれだけのものが入っているのがすごいので面白い物好きなら手に入れてもいいのではなかろうか?
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