第十一回 デュアルディスプレイ

 




 今回はついにここまでやってしまったかということでデュアルディスプレイについて使用感を見ていこう。なぜこうなったかというといきさつがあり、そちらから触れていこう。
 昔、ちらっと書いたが実は今の私の使うPCは通算四代目となってしまう…。初代は大恩ある友人こーき氏に作ってもらったのだが、R3嬢にカスタマイズしていったら私の使うことが出来なくなり二代目をつくった。しかしこの後マザーボードが死亡し無事なパーツで現R3嬢用PCを仕上げる。当初は不安定だったが原因はメモリにあることが判明、補修後完全に使いこなしている。そして…私がぶっちゃけうらやましくなっちゃったので今の四代目を作ったというわけだ。そしてあまったPCを弟が引き取るということになった、その際今まで使っていたCRTモニタが良いらしく今回新たに自分用に液晶モニタを買ってきたのだ。まだ引き渡すには時間があるため両方つないで見たのだがこれが実にいい!!そこでレビューを思い立ったわけだ。また余談だが当方において問題のおきたパーツはそのことごとくが○-ZONE産出である、事業をおかしいまでに縮小しているこちらだが兆候はこのころあったのか?と思うと少しあきれる。では今回使用した機材の使用感を含め見ていこう。

 今回買っちゃったグラフィックボードはこちら「ELSA GLADIAC FX 534」G-force FX 5200を搭載しメモリはDDR128MB(!)AGP8xもサポートしている価格はビックピーカン¥14800であった。もっとも、同時に買った液晶モニタのポイントが18%でほとんどタダ同然でおいしく入手した。まずは使用感であるが特徴としてファンレスのためPCの音が格段に静かになったのは大きい!今までは私もR3嬢も「ELSA GLADIAC 517」(G-force 4MX 440 or G-force 4MX 460)搭載を使っていたがなかなかうるさかった(それでもR3嬢の方のは後期モデルでファン音はかなり抑えられていた)。128MBメモリあると描画自体は確かに速くなったような気がする…。正直な所判らないので今回はベンチマークをとってみた。使用したのは高いハードルを要求することで有名な「FF11オフィシャルベンチ」だ!最近では3Dマークシリーズに並ぶベンチマークとして人気がある。使用した機材は機材紹介の所を参考にしていただきたいが「ELSA GLADIAC 517」で3600前後、「ELSA GLADIAC FX 534」で4000前後だった。これはずばりそんなに変わらないことを意味する。つまり性能的には後継とは言っても一般ユーザーは無理に変えることはないと思う。またR3嬢のPCで計ったところでも4000前後の数字が出ていることからG-force FX 5200=G-force 4MX 460程度と思った方がいいと思う。逆に細かいことを上げるならCPU、メモリ共に私の方が若干上のため、お買い得度は型落ちとなりつつあるG-force 4MX系の方がはるかに上ではなかろうか。さらに言うならゲームをしたいならG-force 4Ti系が良いと決めて間違いない。
 性能比較はこれくらいにして、実際にデュアルディスプレイにたどり着くまでを追っていこう。まずは忘れがちだが、古いドライバの削除をしないといけない。XPだとある程度デフォルトでドライバあるのでやらなくても成功してしまう場合があるが消しておくべきだ。次にボードの交換作業、今のマザーはAGPスロットにフックが付いているので少しコツがいる。またヒートシンクにしろファンにしろ最近のボードは熱持ちがちなのでPCIスロットを最低ひとつは空けるべきだ!最近はマザーボードに拡張機能のブランケットが付いている場合が多くそれで埋めてしまうのがもっとも有用だ、私もサウンドブランケットをつけている。nVIDIA製のチップセットn-forceでは隣のPCIスロットがないあたり本家が推奨したいのだろう。次にモニタの接続だが手持ちのモニタはどちらもD-Sub15Pinに対し、「ELSA GLADIAC FX 534」にはD-Sub15PinとDVI端子が付いている。しかし変換端子が付いておりD-Sub15Pinx2に出来るので問題はない接続の方だがどちらのモニタをつけてもこの場では問題ない。そしてPCを立ち上げドライバをインストールすると…二つのモニタで同時にカーソルが動いているだけ…これはさすがに笑ったが画面のプロパティで簡単に設定を変えれるので心配ない。使い方としてはウインドウ右クリックメニューに拡張機能が追加されそれで管理するのがメインとなる。もちろんドラッグで好きな所に持ってきたり両方のモニタに全表示できたりもする。最初は手間取ったが少しするとすぐに慣れた。なんとも便利だ!メインで原稿を書く際に右に資料のWebやPDFを開けるし、遊びでWMPの視覚エフェクト見っぱなしも面白い。だが何よりおいしいのはシーケンサーソフト起動時にある。メインでツールを出している時にサブでVSTi起動やミキサー起動など出来るといちいち開かないでよく本当にストレスたまらない。音楽作成する方には是非ともお勧めしたい環境の構築だと思う。またモニタそれぞれに解像度を決められるので違うモニタを使っているがあまり違和感は感じない。近くCRTの方は譲らないといけないがコレは是非ともどんなんでも良いからモニタもう一台手に入れないといけなさそうだ…。
 しかしこうなるとどうしてもやってみたいことが浮かんでしまう…。

 「ダライアスできねぇかな?」………………誰かやり方教えてください…。(←アホだ...byR3)

 追記…デュアルディスプレイ一度やってしまうともうシングルには戻れない物だ。そんなわけでモニタを譲ってしまったので新たに買ってきたのは「三菱RDT156V」今までCRTとあわせて分かったことがある。正直サブディスプレイもメインと同じ大きさは必要ないということ。サブディスプレイにはフォトショップならツール並べたりシーケンサーソフトならミキサーとかが中心。しかもWEBブラウジングなら見もしないのでひとつ下にしてみたのだが…はっきりいって十分でした!!
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