第十五回 Microsoft Optical Mouse

 




 今回は話題のチルトホイールマウスを買ってみた。PCのスペック以上にキーボード、マウスの使用感というのは大事だ。私は上図左のマウスを長いこと使ってきたが最近左クリックが沈みがちだし色もはげてきたので買い替えを余儀なくされていた。しかし…無い!同型の物が売ってないのだ!(元々は売れ残りっぽいのを\2480で購入したのもまずいといえばまずいのだが…)実はこの使っていたマウス、光学式5ボタンマウスでメンテナンス不要且つ、ボタンに機能を振り分けると非常にWEBの閲覧が楽でそれなりに使いやすかったのだ。だがR3嬢が使うとポインタがすぐどっかに行ってしまうわ、サブボタンも押しづらかったようで、いつも「コレ嫌〜い」といわれていた。
 新規を買うにしても「光学式」「5ボタン」「ついでに色が黒」と探してるがなかなかいいのが無い。そんな中ふと目に止まったのが今回のコレだった。早速PCにつないで見て数日が経過したので使用感を見ていこう。
 まずは今まで使ったこと無いワイヤレスマウスなのだが、感度は非常によい!最初は線が無くてどこがいいのと思ったがマウスをパッドから放してひざの上で操作しても動いてしまうマウスだけもってリラックスしながらWEB見れるのはテレビのリモコンみたいな感じで結構できる。光学の感度も良く先にも書いたひざの上位のところでも十分デュアル環境のモニタにポイントを置ける。電磁波の影響受けるそうだがレシーバをモニタの下においているが全然良好だ。逆に電池を搭載するため結構重くなるというデメリットもある。前のマウスが余りに軽かったせいもあるが、なれないと手首が疲れる。また、電池持ちは良いと謳ってもマウスに電池によるランニングコストが発生するためそういう出費をするのをためらう人は一考ものだ。マウスの耐用年数を二年として、電池のもちを三ヶ月で\200とすると二年で\1600の固定費が発生してしまう。マウスの値段自体も\6800と高く、光学でなければそれだけあるとマウスがもう2個買えてしまうのでこれまた考え物だ。
 次に注目のチルトホイール。これはホイールが左右に傾くことにより、ブラウザの横の移動も出来るということ。実際に使ってみると確かに傾けることによって横のブラウズバーをドラッグしなくても見れる。なかなか面白いが今の時点では欠点が多すぎ!まずは対応するアプリがIEとオフィスくらいしかなく他では全く意味を成さない。画像ソフトとか有名どころで使えないと意味ないし!次に横と縦のホイール速度があまりに違いすぎて戸惑う。実はこの縦ホイールが非常に特徴的で、今までのマウスのような「カタカタ」と一段階に回るのではなく、まわす速さによってブラウザの移動速度が違うもの。コレは慣れると非常に使い良い!チルトホイールいらないのでは?と思うくらいにいいのだ。そのため縦は非常にやりやすくても横は少しづつしか見れないという弱点が露呈する。そもそもをいえば今のモニタの解像度が1200x1024と結構大きいので最大化すれば大体のWEBページは見れるので環境によってはいらないのでは?
 そしてボタンについて。まずクリック感は非常に良い。上手い具合に入ってる凹みが指にフィットして、押し易いしボタンの硬さも軟らかいくせに反動がしっかりありこの辺は問題ない。サブボタンも大きい方は親指で自然に押し易く小さい方は人差し指を引っ掛けるようにすると押し易い。どちらも押そうと思わないと押せないのに押し易い位置にあるのがいい。ホイールボタンも良い具合だが、ホイールがなめって来て押す時滑り易くなると一考の余地はあるかもしれない。ただボタンに対するカスタマイズが余り出来ないのは興ざめだ。前の5ボタンの3つに私が割り振ったのは、最大化と最小化とShiftキー。こうするとネット見てるとウィンドウ操作と「進む、戻る」はマウスだけで出来るので個人的に非常に楽だったのだが、コレでは出来ない。Shiftキーのようなキーの割り当てが出来ないので結構つまらない。
 こう見ていくと、マウス自体の使用感は問題ないのだが結局はドライバソフトが駄目なのではなかろうか?チルトホイールの対応アプリが少ないのも、キーの割り当てが出来ないのもこの辺はドライバの出来がよければ出来て当然なので早急な改善を求む。
 総評としてはマウスに\6800は高い!そしてドライバソフトがショボイ!この二点に尽きる。まぁ、外食にしても高くて美味いのは当たり前なので、気に入ったとしても、もっとしっかりしたドライバソフトが出るまで待つのが一番賢いと思う。
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