ハードハウス、ハードダンス特集
ハードハウスと更にテッキーなサウンドを出すハードダンス。
中盤等に活躍するサウンドを中心にレビューして行こう。
(アーカイブ30を加筆修正再掲載しています。)
Black is black
artist: AllNighters
label:TIDY TRAX
release : 1997
今回は
AllNightersの
Black is blackをご紹介しよう。
Bass Release / Uprising
artist:NAZARETH
label:stimulantrecords
release : 2003
今回は
NAZARETHの
Bass Release / Uprisingをご紹介しよう。
HORNY DRUM MACHINE(remix)
artist:SOUTH EAST PLAYERS
label:Tripoli Trax
release : 2000
今回は
SOUTH EAST PLAYERSの
HORNY DRUM MACHINE(remix)をご紹介しよう。
現在では再びインディーズ化し、リリースも100を超えたTripoliであるが、基本的理念は変わっていない。
毎度おなじみparty timeをサンプリングしたハードハウスで、こちらはリミックス版となっている。ではMIXのほうを見ていこう
まずは
Mr.Bishi Remix。全体的にトライバルなサウンド。中盤のブレイクではネオディスコのようなフィルインが特徴。どちらかというとレトロなハードハウスなのでクラシックなプレイに相性がいい。
続いて、
Nether Man Remix。実はこちらもトライバルサウンド。しかしこちらはもっとねちっこくディープになっている。ミニマル感が増し、単調で持続しやすくなっている。意外とブレイク周りは派手な音飛んでくるので、面白い。
どっちもあけてみればトライバルサウンド。しかし、これもオーソドックスなのはいらないRemix盤ならではだろう。
Digitalis
artist:O.D.404
label:KAKTAI
release : 2000
今回は
O.D.404の
Digitalisをご紹介しよう。
ハードハウス黎明期から活動するO.D.404、Tidy、Triporiを始め数々のレーベルからだしているので、中古で探すのも面白い。こちらのリリースは2000年でハードダンスというよりはUKハードハウスに近い。もっとも、今でも明確に分けるラインも定義は難しいのだが…。ちなみに、表題と別曲の
EP仕様になっている。両面でかなりアプローチ違うのも面白い。ではさっそくMIXを見ていこう。
まずは
Digitalis。序盤は典型的なオープニング。元々からして断続的なプレイに向いているジャンルなので、このオープニングは自明といえる。中盤のシンコペーション多様で、上手くミニマル感をだしたハードなビートになってくる。
続いて、
Rock The Disco。こちらは一転ねちっこいドラムのオープニング。UKハードハウスでは少々珍しい音だ。しかもなぜか
結構延々と続くので、YESなどのドロドロのプログレシブロックとダブる。中盤以降はダークなシンセパッドが入り更に怪しくなってくる…中盤は妙にサイケな音が入り強調したエッジになる。裏面よろしく結構な飛び道具、MIXではバランスを考えたい所だ。
いってしまえばオーソドックスなハードハウスだ。しかし高音のエッジなどは未来のハードダンスに通ずる。過去を知っていれば今の音も扱いやすいのだ。
Hard Beat Presents The Next Generation
artist:EP
label:Nukleuz
release : 2004
今回は
Hard Beat Presents The Next Generationをご紹介しよう。NukleuzのEPとなっている。
Harddanceは数年前のUKハードハウスを色濃く残すサウンド。Hardhouseよりは派手な音と取っているが、
要はTrance&Hardhouseを一元的に考えるのなら入手すべきマテリアルだろう。
今回のこちらは2004年リリース、基本が詰まったお手本チューンとなっている。ではMIXのほうを見ていこう。
まずは
R.F.Oの
Dig The Bass。ハードダンスらしいBPM150越しのスピードチューン!ドラム、ベースを中心にボイスを絡ませたダンスサウンドだ。ブレイク周りではパッドを上手く使い抑揚を出している。しかし、メインは前半と後半の
ループサウンド!非常に長く取ってあり実にトランシーだ。8分という長さも実戦的で使いやすい。
続いて、
Masmadaの
Drop
The Bass Now!こちらはアシッドシンセの上モノが最初から加わったMIX。
前者よりいっそう
派手になっている。ブレイク周りもアシッドシンセで固めて、ハードな作りだ!こちらも後半はループサウンドで長く取ってあるので、やはり実戦的だ。
どちらもゴアトランスやサイケデリックトランス等の音が好きなら、すんなり入っていける強さを持っている。まぁ、元々Madiaの音が好きな人はすんなりゴアサイケ行ったので、今回も自明の理といえば自明の理だろう。