このページでは、感情先走る哀愁バリバリ泣きの美メロ属性(何だそりゃ)のワタクシR3が厳選した泣けるトランスを特集! 第1弾はこちら、'99にContinental RecordsからリリースされたLittle Star の【Petite Etoile】をチョイス。Little Star はJ.Bouthier ・S.Grainger とプロデューサーP.Woods の3人から成るプロジェクトで...って、実は私、アナログ持ってません(爆。この曲、何とあのDiscogsにもアナログの情報がなく、しかも検索かけても曲そのものがほとんどhitしないという...そんなに古いわけでもないのにこれ程情報が少ないとは!かなり謎な曲。兎にも角にもやっとアナログの収録曲が判り、どうやら手元のコンピにある2曲だけのようなので、思い切ってレビュー書いちゃいます! まぁコンピなので多少はEditされてるかもだけど、長さは充分あるしレビューするのに特に差し支えないと思います。
では肝心の曲の方をご紹介。まずはUKのREACTが'00にリリースした〈21st Century Trance 2〉収録のOriginal。キックとパーカスから始まりベースライン・リフと少しずつ音が増えていく基本に忠実な作りで、音色も'99リリースという事もあり割とシンプルめ。しかしこの曲はとにかくメロが美しい! ループ系のメロではあるものの、数種類のメロの組み合わせが絶妙!! 特にブレイクで、柔らかいシンセのロングトーンにストリングスによるオクターブのユニゾンで広がりをつけ、そこから一転して上に昇るメロになり、ドラムロールと共に更に新しいメロが出てくるのはもぅ感情のツボをついた巧過ぎる構成。素で感動します! そしてドイツのVision Soundcarriersがリリースした〈TRANCEMASTER 30〉に収録のMolly Mix。基本的な構成や音はほとんどOriginalそのままに、小さな子供の笑い声や『Hi, little star』『Come with me, little star』というサンプリングヴォイスを加えて再構築してある。こちらの方が若干盛り上がると思うけどサンプリングヴォイスは好みが分かれると思うので、あっさりしたい時にはOriginalの方がいいかも。
ちなみに私がこの曲を初めて聴いたのは、'01に日本のFarm RecordsがリリースしたMixCD〈K-Style〉でだった。このCDのクレジットにはこう書いてある...「"Petite Etoile" is dedicated to Tom Bouthier (71-98), he's a little star」...つまり亡くなった兄弟に捧げた曲と。なるほど、あの子供の声は迎えに来た天使の声だったのか...と思った瞬間、泣(;_;) ('05.05.08)