Ｒ３'s Review 8
手元のＣＤから、私のお気に入りをセレクト♪ 《ピアノ音編》
Atmosphere
Kayestone
今回は'00発売の哀愁漂う美トランスを。「Atmosphere」とは「大気」とか「地球を取り巻く空気層」の意で、タイトル通りの美しいジャケにうっとり...。Kayestone はDerek Kaye とRicky Stone（本業はDJ）のユニット、わかり易いネーミングに笑。自身の曲はかなり少ないし'00以降のリリースは見た事ないけど、この曲自体は〈The Ibiza Annual - Summer 2000〉（by Ministry of Sound）や〈Gatecrasher Red〉等、けっこう有名なコンピにも収録されているので知ってる人も多いかも？ またRemixワークも少ない割には、Ilice氏レビューのSonorous 【Glass Garden】（レビューはこちら）やDavid Forbes 【Questions [Must Be Asked]】等、案外オイシイ仕事をしているような気がする。ちなみにリリースしてるdistinct'ive recordsは実はAvexの子会社だけど、日本のではなくUKのAvexなのでまずは御安心を（笑）
私のオススメはAngelic Remix！ 割とオーソドックスな作りだけど少し展開が早めかな。基本的にメロディーは一つだけど上手い構成とブレイクでキレイにまとまってます。随所に入る『Atmosphere』『Can you feel in Atomosphere』というフィルターヴォイスが印象的。ピアノ音が入るのはブレイクとサビ以後のメロディーのみ。ブレイクでパーカスが消えロングトーンのシンセの上にフルートっぽいメロが入った直後、美しいエフェクトのAtmosphere調のピアノが鳴り響く。空間を感じさせるこの音が本当にイイ！ ただ、単音なのでサビ以後は他のシンセ音が大きくてほとんど聞こえないのが残念...個人的にもう少しピアノ音を目立たせて欲しかった。もう一つ収録されてるのがKayestone Re-Con Extended Edit。Editだけど4:58あるので一応使えるかな？ もちろんEditでなくExtendedも存在するけどアナログonlyなので私は持ってないです。こちらはAngelic Remixよりも少しBPMが速くベースラインのはっきりしたアグレッシヴなMixで、『Melt to Atmosphere』というサンプリングヴォイスが増えてる。ピアノ音は使ってないけどキレイです。どちらかと言えばAngelic Remixはリスニング向き、Kayestone Re-Con Extendedはフロア向きという感じで。
ちなみに上にも書いたけどアナログも出てて、Originalのリリースは'99。2枚組のもある事は知ってるんだけど日本に入ってきてたのかは不明。でもアナログにしかOriginal MixとDa Hool RemixとKayestone Re-Con Extendedは入ってないのでかなり欲しい！ だれか知ってる方いませんか〜〜？ ('02.08.26)
「哀愁」リクエスト by Nova様...Thank You!
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