R3's Review 2
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?〜'99製の有名曲をセレクト!でも私の好みに片寄り気味かも...


ジャケ


airwave
rank 1



Single List


 【Such Is Life】が大ヒットし日本のクラブチャートで数週連続topにたった事も記憶に新しいrank 1 の、これまた少し昔の曲。今はカラーになったtommy boy silver labelのジャケがまだシルバー一色(銀色です、見えなくても)だったころのモノ。上の画像の下半分の薄いグレーと白の部分は、外装フィルムのシールを切り取って一緒にスキャンしただけなので、本物は本当にシルバー一色...手抜きっぽいぞ。少し古めのコンピモノや〈velfarre vol.17〉に収録されてるので、欲しい人は探してみては。
 私のオススメはrank 1 vs dutch force Remix チキチキいう特徴のあるパーカッションが印象的。ブレイクでいきなりドラムとパーカスが消える。一瞬曲が止まったのかと思うけど、耳を澄ますと微かなメロディーが続いている。と、まるで空のむこうから聴こえてくるようだったメロディーが、いきなり目の前に迫ってくる! 音に包まれるようなこの感覚は、正にairwaveというタイトル通りです。この迫力と感動は文章では伝わらない! ちゃんとFullで聴いて欲しい〜! 他には、Vo.入りがお好きならJunior Vasques Remix(ただし男性フィルターVo.)、ちょっとだけヒネリが欲しければATB Remixと、使えるRemixがてんこもり。そしてSunset Chillout Mix! こちらはその名の通りchillout専用で、他とは全く違った雰囲気。IBIZA島の浜辺で波の音をバックにぼ〜っと夕日を見ながら聴きたくなるような曲。オススメです。
 ちなみに、rank 1 は2人組のユニット。その片割れBenno de Goeij dutch force の正体なので、「rank 1 vs dutch force Remix」とは言ってもつまりは自己Remixだったりする。これはよくある書き方で、いろんなユニットが使っている。確かに豪華に見える...かも? ('02.01.21)



ジャケ


Red Sun Rising
Lost Witness



Single List


 下の3枚が同じレーベルになってしまったので今回はMinistry of Soundからのセレクト。最近でも【7 colours】【Happiness Happening】のヒットやその他Remix活動で知られているLost Witness の少し昔のもので、〈Trance Mix '99〉にも収録されている曲。IBIZA島を連想させるようなキレイなジャケと歌詞がぴったりの叙情的な女性Vo.トランス。寂しげな歌声が印象的。
 私のオススメはBalearic Mix。派手さやドラマティックな展開はないけどかえってその落ち着いた雰囲気が魅力の、タイトルに相応しい朝方系の曲。もっと盛り上がりたい人にはLange Remixがオススメ。Lange らしいドリーミーな仕上がりで感動します。
 余談だけど、Lost Witness の曲には元ネタがあるものが多い。今回のレビュー曲もそうだし、上で紹介した2曲もそう。ネタを使ってない完全なオリジナル曲は、実は私も知らなかったりする。良いネタを見つけるのが上手いのか、ネタの使い方が上手いのか、それともネタがないと曲が作れない(失礼)のか...微妙なところかも? まぁRemixも含め安定して良質のトラックを提供してくれているので、気にしなくていいか! ('02.01.15)



ジャケ ジャケ


Merry Christmas Mr.Lawrence
[ Heart Of Asia ]

WATERGATE


Single List


 DJ Quicksilver の変名プロジェクトWATERGATE の大ヒット曲。タイトル見てわかる人は映画にも興味ある人かな? そう、かの有名な坂本龍一 が音楽を手がけた映画「戦場のメリー・クリスマス(Merry Christmas Mr.Lawrence)」のテーマをネタにしたもの(通称戦メリトランス)。奥付けを読むとちゃんと「Written by Ryuichi Sakamoto 」と書いてあります。実はこの曲の他にも同ネタトランスが数曲あったりする。映画のテーマをネタにするのはよくある事だけど、これ程の数のアーティストが同じテーマを使う事はあまりない。元々キレイな曲だけにネタにし易いのかも。それとも大ヒットにあやかろうとしたのか? つい最近もまた新しい戦メリトランスがリリースされたけど、もうそろそろ今更感が強い...。
 私のオススメはDes Mitchell Remix あのメロディーはブレイクに使ってるだけだけど、だからこそ強く印象に残る。『Heart of Asia』の声の後のサビは正にトランスの王道的展開、涙モノです! ちなみに、Des Mitchell 本人の他に表に出てない名前が2つ...Johan Gielen Sven Maes。つまりSvenson&GielenAIRSCAPE が参加しているのと同じなワケで、納得の出来。
 余談だけどこの曲、POSITIVA盤で出した初期のものは上のジャケのとおり【Heart Of Asia】というタイトルだった。でも数ヶ月後には【Merry Christmas Mr.Lawrence(Heart Of Asia)】と、何とタイトルが変わっていた! もちろん中身は一緒。一体何があったんだ? やはり版権・著作権がらみか? それともただ単にその方がわかり易くて売れると思っただけなのか? 未だに謎......。 ('02.01.09)



ジャケ


I Believe
LANGE



Single List


 ジャケのタイトルとレビュー曲が違う事を不思議に思う人も多いだろう。実はこの【I Believe】という曲、プロモ盤onlyで製品化されず、【Follow Me】という曲のCD盤にのみボーナストラックとして収録されたもので、同曲のアナログ盤には(2枚組にもかかわらず!)収録されてないという、正に「アナログにはないモノがCDには入ってる」典型と言える。Lange と言えば、リミキサーとして数多くのRemixを手がけヒットを送り出している事でも有名で、「LANGE Remix」とあるだけで買っても損はないほど。もちろんクリエイターとしても活躍してます。良曲多し!
 さてこのCD、【Follow Me】はメジャースケールのさわやか女性Vo.モノでRemixを含め5曲収録だけど、【I Believe】は先に書いた通りいわばオマケなのでOriginal1曲のみ、Remixはない。でも、たかがオマケと侮ってはいけない! 哀愁好きの私はあえてこちらをプッシュ! 私の月1コンピレビューで紹介した〈Trance Mix '99〉にも使われている、マイナースケールの切ない女性Vo.トランス。全体的にストリングスを多用していてそれがまた美しいとしか言いようがなく、特にVo.のバックの弦の音に切なさを煽られる。そしてVo.後、何かが込み上げてきて堰を切ったようにあふれ出します! 一途な想いが伝わってくる、オススメの1曲。 ('02.01.07)
 追記:POSITIVA10周年記念としてリ・リリースされました。以前は収録されてなかったTandu Remixに加えLange 自身による2003 Remix収録! 嬉しい限り♪



ジャケ ジャケ


“1999”
BINARY FINARY



Single List


 Matt Laws New Idol のユニットBINARY FINARY の代表曲で、ここでわざわざ取り上げなくても知らない人はいない名曲。実は【1998】〜【1999】〜【2000】と続くシリーズ物(?)...というか要は全部同じ曲で、年ごとにRemixして違う名前で出してるだけだったり...。3タイトル分合わせてたくさんのRemixがあり、Matt DareyPaul van DykKayceeMarc Et ClaudeDuMonde など、有名ドコロばかりのかなり豪華な面々。しかしその中で【1999】が一番の通り名になってるワケは、私のオススメでもあるGouryella Remixが【1999】のRemixとして作られてるからかも知れない。少しクセのあるポコポコというパーカッションにプープーいう音とけっこう普通な始まり方だけど、上手すぎる曲の構成に脱帽。後半の盛り上げ方がもうハンパじゃなくヤバイです! 思わず両手を広げて天を仰ぎたくなるメロディーをさらにまた切ってつないで速くして、そして階段のように上がる音階とともにテンションも上がるしかない! ちょっと古めの洋モノコンピにはまず入ってるので、探せばすぐに見つかるはず。元は'97に作られたとは思えないほど今でも色褪せない本物の名曲、どなた様にも。 ('02.01.03)

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